暫く入院する事になり、離れ難いが紗衣にまた後で来ると伝え、寝ている鈴を抱っこして病室を出る。
私の足音のすぐ後ろからもう一つの足音が聞こえるが、振り向くつもりはない。
「……っ、待ってくれ。」
切羽詰まった声を無視して足早に前方にあるエレベーターを目指す。
「章菜、どういうつもりだ!話を聞けよっ。」
「鈴が起きるから静かにして。」
「悪い……。けど、話を聞いてくれ。」
「…………話す事なんかない。ただ、今は一緒にいたくないの。」
丁度エレベーターの扉が開き乗り込むと朔夜は顔を歪め立ち尽くしていて躊躇う事なく、私は閉のボタンを押した。
パパ大好きな子供達には寂しい思いをさせてしまうかもしれないけど、私はどうしても朔夜が許せない。
「許してね……。」
寝ている鈴の頭にチュッとキスを落とし小さく呟いた。
私の足音のすぐ後ろからもう一つの足音が聞こえるが、振り向くつもりはない。
「……っ、待ってくれ。」
切羽詰まった声を無視して足早に前方にあるエレベーターを目指す。
「章菜、どういうつもりだ!話を聞けよっ。」
「鈴が起きるから静かにして。」
「悪い……。けど、話を聞いてくれ。」
「…………話す事なんかない。ただ、今は一緒にいたくないの。」
丁度エレベーターの扉が開き乗り込むと朔夜は顔を歪め立ち尽くしていて躊躇う事なく、私は閉のボタンを押した。
パパ大好きな子供達には寂しい思いをさせてしまうかもしれないけど、私はどうしても朔夜が許せない。
「許してね……。」
寝ている鈴の頭にチュッとキスを落とし小さく呟いた。