「佑哉は好きな人いないの??」

聞いてしまった。でも聞かないと何とも答えられない。

「居るよ。誰かわかる??」

「うwん。何年生?何組み??」

「何年生かなぁ…でも、5組か、6組」

(誰だろう…ウチだったら…いやいやそんなわけないでしょ…)

「ど、どうしたの麗羅?もしかして深く考えてる…?」

ウチはなんて答えればいいのか分からず、泣き出してしまった。

「ど、えっえっ??なんで泣いてんの??お、俺泣かしちゃった??」

「あ、あのねっ ヒック  ウチ、佑哉の事好きだった。でも、佑哉は
ウチの事好きじゃないんだよね…ヒック  」