マーゼラは私の背中を押しながら、出口まで連れて行く。 「何でそれを?」 「結果は水晶玉で見ておくよォ」 マーゼラは優しく微笑んだ。 その顔はお母様のようだった。 「行ってきますっ!!」 「頑張っといでェ」 私は南の海へ向かって泳ぎ始めた。 「ソフィアっ」 マーゼラは私を呼び止めた。