涙が溢れた。 「…作れないとは言ってないよ」 しわがれた声が私の闇に光を射した。 「なら、お願い!!私にその魔薬を作って!!」 藁にもすがる思いだった。 「…材料が足らないんだ」 私が何をすべきか分かっている。 「何が無いの!?私が取ってくるゎ」 「人間の血さぁ」 当たり前のように言う。