洞窟と言っても俺が歩ける地面は隅に少しある程度で、8割は海水が占めている。 俺は地面に立ってソフィアが泳いでいる海を見下ろす。 その海は普通ではない。 「うわぁ・・・。ちょーキレイ・・・」 無意識にそんな言葉が口から漏れた。 その海は青く輝いていた。 こんな神秘的な海を見たのは生まれて初めてだった。 「私のお気に入りの場所なんだ」 得意げにソフィアは言う。