その微笑みに俺は胸を撫で下ろした。 夕日に照らされているマーメイドの顔は可愛いというよりも綺麗であった。 「名前、教えてなかったね。俺、園崎拓也(ソノザキタクヤ)っていうんだ」 「私はソフィア」 やっばり外国人だっのか。 と、納得する俺。 「ソフィアちゃん、よろしくね」 握手をしようとして自分がまだソフィアちゃんの手首を掴んでいることに気が付いた。 「あっごめんっ」