「わぁ……」 拓也と同じ5本の指、5枚の爪、踵、くるぶし、ふくらはぎ、膝、太もも。 拓也とは違うが、自分の上半身と同じ色の白い肌。 私は拓也と同じ“足”を手に入れた! 拓也と同じ“人間”になれた。 足の裏に触れる砂の感触がくすぐったい。 「やった!やったよ拓也ぁ!!」 「これで俺等一緒に居られるっ!!」 拓也は私を強く強く抱き締めてくれた。 「次は全身見よっ!!」