「いいじゃん。一度くらい言ってよ。やんちゃなペットちゃん♪」



「っっ///」



目の前の顔が、怪しく微笑む。



こいつ〜〜



「やっぱり朝の内容はあたしのことだったのねっ!」


「朝って…?」



「しらばっくれないでよっ!聞こえてたんだからっ!」



――『ちょっとペットに引っ掛かれちゃって。』


――『やんちゃな猫をね。』



誰が猫よっ!


誰がペットよっ!!



「あぁ―…盗み聞き?」



「なっ///盗み聞きなんかじゃないっ!たまたま聞こえたのっ!!」



たまたまなんだからっ!


たまたま……



「じゃあさ、その後の話しもちゃんと聞いてた?」



「…は?その後……?」



何か言った……?



「あれ…?反応してたのに…」



ニヤリとした笑みをあたしに向ける



「な、なんのことよ……」



「じゃあ、もう一度言ってあげる」



「……へ?」



またまたゆっくり近づいてくる顔


だからそんな綺麗な顔を近づけないでよ―っ!!



「凄く可愛いよ…」



「っっ////」



ふっ…と息がかかりながら囁かれた輝の甘いセリフ



バッと囁かれた耳を押さえる



「ふっ…真っ赤。」



「うっ、うるさいっ!///」