まるで吸い込まれそうな、綺麗な瞳から目を反らせられない……



心の中ではヤバいと胸がドキドキ高鳴っているのに、意識は停止したかのように、瞳を見つめる



どんどん近寄ってくる、輝の顔……



反射的にキュッと目を瞑り、唇を引いた



シーンとした2人だけの空間に、あたしの胸の音は聞こえるんじゃないかと思うくらい、うるさく鳴り響く……



そんな時、輝がそっと口を開いた



「なぁ―…」



………えっ



そっと瞳を開けると、ドアップである綺麗な顔



っ///



「ご主人様って呼んでみ?」


「……は?」



い、今なんと…?


「ほら。ちゃんと言えたらご褒美あげるから」



ご褒美って……


ってか今までの行動って……!



「っ…///呼ばなぁ―いっ!!」



先ほど聞こえていた胸の鼓動は消え、代わりにあたしの叫び声が生徒会室に響いた



「な、何よ突然っ!!」



あたしのドキドキ返せっ!!