やっぱり知らない人……
でもその顔つき、声……すべてに恐怖を感じた
「ずっと会ってくれないんだもん……だからこっちから会いに来たんだよ?」
な、何を言っているの?
「会いたかった……花梨」
ゆっくりと近づいてくる顔
「や、ヤダッ!!」
顔を反らして拒否する
「っ゙!なんで拒否するの!?こんなに好きなのにっ!!」
叫ぶような声がして、押さえつけられてる腕がさらに痛む
「花梨は僕のものだっ!!」
狂ったような叫び声
それと同時にビリビリと引き裂かれた制服
「きゃぁ…ん゙っ」
「あまり大きな声は出さないでよ……。僕は花梨を傷つけたいわけじゃないんだ……」
あたしの口を手で押さえながら、さっき制服を引き裂いたナイフを見せ、ニヤリと笑う
怖い……
ただそれしか頭に浮かばなくて、声を失ったかのように固まった
「そう。イイコだね……。すぐに気持ちよくしてあげるから……」
……んで
なんで……あたしがこんな目に合わなきゃいけないの……
ブラウスのボタンが全て引き裂かれ、下着が少し見える
ヤダ……
ヤダよっ……



