――バシッ!



その時、おもいっきり叩く音が聞こえた



「っ…!成田っ!!」



頭を押さえて、いつの間にか来ていた唯をキリッと睨む輝



「てめぇ、何すんだよ!」


「何すんだよはこっちのセリフ!あたしの大事な親友に何してくれてんのっ!」


「はあ?お前の親友である前に俺の彼女なんだよ」



っ//彼女////



「はぁ―…、ほんとにあんたとは合わないは…」



「ふっ、合いたくもねぇし」


な、なんか険悪ムード…?



「花梨…ごめんね。」



ギュッとあたしの手を両手で握って、そう言った



「あたし、怖かったの…。花梨がけい…先生と付き合ってることを軽蔑されたらって……」



「そ、そんなっ…」



「言おうと思ったけど…花梨は教師との恋愛はイヤだって…聞いたから……」



「えっ…!?」



教師との恋愛がイヤ?!



そんなこと……っ!!



“だって先生と生徒なんて、なんかイヤ。”




「あ、あたしっ……そんなつもりで言ったんじゃ…!」



なんてことを言ってしまったんだろう…