「ってか、今日は生徒会終了な。」



「えっ?」



「ちょっと用事出来たからさ…。」



……用事?



「わかった。」



「送って帰れなくてごめんな」



ポンポンと撫でられた頭


――ドキッ



「だ、大丈夫だよ。まだ明るいしっ!」



「そうそう、俺が責任を持って花梨を送り届けるからさ」



「……お前が一番信用ねぇ」


「えぇ!ひでぇ―…」



「花梨、こいつに変なことされたらすぐに逃げろよ。」



「あははは」


ついつい苦笑い……


それから輝は足早に生徒会室を出て行った。



…そんな大事な用事だったのかなー



「じゃあ、俺たちも帰るか。」


「あっ、うん。でもその前に、教室に筆箱忘れたみたいだから取ってくる。」



「は?…じゃあ、靴箱で待ってるな。」