私を呼ぶ声に目を開け、声の主を見た。 「高浪さん!大丈夫!?」 その人は、 「遠山・・・梓・・・?」 少し視界がぼやけて顔ははっきりしないけど、優しく私を呼ぶあの声は、多分、あの人だった。 「あ、よかった。目開けてくれて」 「あなた・・・なんで、ここに」 「通学路なの。近くに家があるから」 「・・・そう・・・」 安堵感と、羞恥心。 弱いところを見られてしまった・・・。 嫌だよ、もう、恥ずかしい・・・!