鏡で髪が数本結ばれていたのでわくわくした。


夢じゃなかった!

「ほら、ほら」

と母にみせると


「またこの子は・・・
ほこりや、ほこり。なにをゆうとるんやら。」


とその結ばれた紐を笑いながら手ではらいのけ飛ばしてしまった。



せっかくむすんでくれたのに・・・


ふわっと消えた。


なぜかこのときに住んでいた家や近くの電車の駅には、幽体離脱したときよく行き座っている。


この頃にもどりたいのかなあ。


いつのまにか

もやのかかる道に立っていて


この家まで歩き家のなかの様子を覗く。