それを見て執事は不敵な笑いを浮かべ、顔を近づけていたため前倒しにしていた体を起こす
「ニワトリ以下の頭なのはわかっていましたけども朝起きるのまで負けるとは・・・本当にニワトリ以下の脳味噌ですね・・・早く起きてください何も出来なさい・・・この無能馬鹿御嬢様」
執事がそれを言い終えると同時に夢の戯れを止めお嬢様が体を起こす。
「誰が・・・・無能馬鹿だああああああああ!!!」
「嗚呼・・・おはようございますお嬢様、今日のご朝食はトーストに乗せたポーチドエッグとリンゴとキュウリを角切りにしたサラダ、それと紅茶はアフタヌーンティーをご用意致しました」
お嬢様の絶叫を爽やかな笑顔で無視して用意された朝食を告げる。
あまりにストレートに無視されたので口を噤む。
「ほら、起きてください・・・それとも自分の巨躯な体を支える事が出来ず私の手助けが必要ならば御手をお貸しいたしますが?」
そう言い手を差し出されて身を乗り出し。
「巨躯ってそんな重くじゃないわ!!自分で起き上がれないってどんだけよ!」
お嬢様は怒鳴りつける。

こうして毎日と同じようにお嬢様と執事の日々は始るのでした