いびつなカタチ


引っ越し祝いを兼ねて
掛け払いに行った。

メールとか無視すんのやめてくれます?

あ、気づいた?



そんな会話をして。


ついに飾りボトルまでいれてしまった…。
わかってるんだよ?


君に言った。
来なくなるかもしれないよ?
そしたら君は
来なくなったら枕する
って言ったよね。

いいよ、それでも。


確かに、君が大事なのは変わらない。
でもね、アタシは彼氏を裏切れないの。

大好きなんだ。

君も大好きだけど、
彼氏は愛してるんだ。


一生を通して見れない君より
一生をかけて愛すと言ってくれる彼氏のほうが大事に決まってる。


君はアタシしかいない
と言った。
この間はいるって言ったよね?
どっちなの?

掛け払って、今払えない分はまた掛けにした。
まったく意味がない。


敵は強すぎるよ。
アタシじゃ君をNo.1になんかしてあげられない。
気づくのが遅かったね。

本物のエースと出会って、
今日痛感した。
エースの飾りボトルはハンパない。


君がNo.1になる道は困難過ぎる。

バースデーでも無理だよ。
No.1の客がタワーやるって言ってるんでしょ?
アタシは敵わない。


ごめんね。
アタシがいくら君のエースでも
君がほかのエース級掴めないなら、アタシひとりの力じゃ100%無理。