キレイな人だった。

「私はカーサ

今から、あなた達の中の一人と戦わせてもらうわ。

そして、あなた達が勝ったらこれを…」


そう言ったカーサの手には、先程と同じカードキーがあった。


「これを使えば更に上へと行ける。

ただ、あなた達が負けたら…どうなるかは予想つくわよね?」


カーサはニコリと笑い、カードキーをしまった。


「さぁ、誰が私の相手をしてくれるの?」


「あなたの能力は何?

私達はBDの能力は知らないから教えてもらいたいんだけど」


「そうねぇ…」

カーサは手をパンっと叩いた。


するとどこからか、動物達が現れた。


「これがヒント」


「動物か。じゃあ…俺だな」

瑠都が一歩前に出る。


「おっ。君が相手?

他の子は手出し禁止だからね。」


そう言った瞬間、檻が降りてきて、瑠都を除いた私達は閉じ込められた。