「失礼します。」


警視総監室の扉がノックされ、一人の刑事さんが入ってきた。


その人は警視総監に近づき、耳打ちで何かを告げる。

「なにっ!?」

警視総監の顔つきが変わった。


「どうしたんですか?」

弥生が尋ねると警視総監はある事実を告げた。



「…BDの目的がわかった。」


「本当ですか!?」


「ああ…奴らの目的は…警察じゃない。

諸君ら、GQを潰すことだ…!!」


「な…ぜ…?」


「わからん。警察など眼中に無いということなのか…」

警視総監室内が静まりかえる。


「とにかく…もう少し詳しく調べてみるが、奴らも何かけしかけてくるかもしれん。

気をつけてくれ。」


「「「「はいっ!!」」」」

私達は敬礼をして、部屋を出ていき、寮へと向かった。