「BDかよ…」

瑠都が見上げながらそう呟く。


「…ねえ!!あなたBDの人でしょう!!

私達に何か用でも!?」


じっと見ていると、ピエロの男が……






消えた。


「えっ…消えた…?」


「いますよ。」

バッと振り返ると、私達の後ろにピエロの男がいた。


《速い…!!見えなかった…》


ピエロの男はゆっくり仮面を外した。


目鼻立ちが整っている顔…

「はじめまして。GQ…の皆さんですよね。

私はBDの幹部のシュンと申します。」


「シュン…」


「何か純に似てるわね。」

心がボソッと呟いた。