特別機関『GQ』!!

すると突然、部室の扉がノックされた。


「純ちゃんいる?」


「ことは!!」

ことはは私の姿を見ると小さく笑って近づいてきた。


「……純ちゃん、どうしたの?何か困ってる?」


「え?」


「眉間、シワがよってるよ」


私は慌てて眉間に手をやり、シワを伸ばした。


「…実はね、今期の活動内容をどう報告しようかと悩んでて…」


「なーんだ!!じゃあ私の悩みを解決したって書いておきなよ!!

私のクッキーの味の悩みを解決したって!!」


「え…いいの?」


「うん!!」

ことはは眩しいくらいの笑顔で答えた。


思わず涙腺が緩む。

「こ…ことはー!!何ていい子なのあなたは!!」

私がことはに抱きつこうとすると心に顔面を押さえられて、阻止された。