「警視総監って…刑事のトップの警視総監だよね!?

純ちゃんそんな人とお話できるの!?」


「うん…まあ。」

忘れてたけど、あの人は一般人から見たら雲の上の存在というか…


実在するのかも認知されない存在だ。

最近はドラマの中だけとか思われてたりするらしい。


「すごいやぁ…警視総監って実在したんだね…」


「ことはも信じてなかった?」


「うん。」

ことははボーッとしながら「すごいなぁ…すごいなぁ…」と繰り返していた。



その頃…

とあるビルの最上階ではBDの幹部が集まっていた。


「どうやら…警察が我々の存在に気づいたみたいですね。」


「ほう…ではGQも…」


「私達の存在を聞かされたでしょうね」


「ふっ…これからが楽しみだ。」


「…皆さん、K様が不在ですが、K様はこのことを見越していたはずです。

GQとの戦いの時までには戻ってこられます。


その時に…我々が足手まといにならないよう、お願いしますよ。」


「ええ。」

「はい。」

「了解」

黒い影が四つ、動いた。