特別機関『GQ』!!

「本当だ…彫ってある…」

私がそう言うと、心達は私の手からナイフを引ったくって『BD』の文字を探した。


「うん…あるわ。」


「そうか、やはり…」

警視総監は再び話を始めた。


「そのBDのトップは『K』だそうだ。

諸君らと同じ能力者。
しかし、Kの素性を知るものは少なく、どのような能力を使うのかもわかっていない。

おそらく、捕まえた犯人達はBDでも下の方にいる者だろう。だから知らない。


上にいるもの…幹部の中でもKと接触できるのは、ほんの数名らしい。」


「……よく、そんなんでBDはまとまるな。素性も知らないトップについていくなんて…

俺なら気持ち悪くてできない。」

瑠都は舌を出しながら顔をしかめ、気持ち悪いと表現した。