「ダ、ダメ…?」
恐る恐る顔を上げると
「全然‼」
「逆に居てくださいって感じだよ‼
GQが同級生とか嬉しい以外の何物でもない‼」
「そうそう、『お悩み解決部』のメンバー皆、かっこいいよ‼」
同級生たちは、嬉々とした表情でわーわー言っている。
「先輩たちは…?」
「まあ…後輩がGQって良いんじゃない?」
「大学行ったとき自慢できるな‼」
「だからそれは機密事項だから言っちゃダメなんだって。」
「あ、そうだった。」
先輩達の雰囲気も和やかだ。
皆、賛成してくれるらしい。
「ありがとうございます‼」
再び頭を下げると拍手が沸き起こった。
私はそれを聞きながら心達の元に戻る。
「ええーじゃあ、以上‼
皆教室に戻ってくれ‼ありがとう‼」
総監の言葉で、生徒達はぞろぞろと体育館を出て行った。



