「えーっと…まず、謝罪します。
総監がバカですみません。」
「第一声がそんな言葉なのかい、純君‼」
「うるせぇじじい、黙っとけ。」
「そうそう、今から純が全校生徒を納得させるんですから。」
瑠都と弥生が総監を黙らせる。
「でも私はこうなったことにちょっと感謝をしてます。
私はこの学校が好きで、一緒に生活してきた友達のことが好きで…。この学校から離れたくありませんでした。
けど、私達がGQだってことがばれて、総監に即刻転校するようにと言われるんじゃないかと不安に思ってました。
だから、皆さんには迷惑かもしれないけど、こういう形で学校に居られるのはとっても嬉しいんです。
どうか、居させてください‼」
私は深々と頭を下げた。
しーん…とした静寂が怖い。
「居させてくれって…なあ?」
「そうだよな…」
一番前の男子生徒が顔を見合わせた。



