「まあ解決策がまずかったんでしょうね。」
弥生がため息をつきながら言い放つ。
「正体がばれたから学校を丸々改革って…
バカですか?」
「じゅ、純君‼」
心は総監を無視して全校生徒と向かい会った。
「………急な改革に戸惑ってるみたいよ。」
「そりゃそうだろうな。」
「じゃあこういうのは純、よろしくね。」
「私が?何でよ‼」
「「「『お悩み解決部』の部長だから。」」」
心達が意地の悪い笑みを浮かべる。
「そうやって面倒なことはいつもあたしに…」
「やって。」
「……はい。」
私は渋々ながら、ステージの中央まで行く。



