一瞬の静寂の後に、大きなざわめきが広がる。
「静かに‼」
総監の注意で、なんとか静かさを取り戻した。
「驚いてしまうと思う。しかしもう決定事項なんだ。
この学校には今まで通り、A~Dの通常クラスを設置する。そして、成績優秀者を集めたクラス、Sクラスを設ける。
Sクラスは成績次第で入れ替えるので、Sクラスになったものは気を抜かないように。
また‼
彼らGQと、GQの見習いが所属する、Gクラスを作る‼晴れて正式なGQとなることができた生徒は彼らのように私服での登校を許可しよう。
しかしこのクラスには全国からの選ばれし者しか入れない…。全員が全員入れるというものではないことを理解するように。」
「………。」
「………。」
私達も、全校生徒も何も発することができなかった。
「…ええと、総監?
何でこんなことになったのか説明願えますか?」
心が恐ろしいほどの優しい微笑みを浮かべている。
「これが一番良いと思ってな」
「学校を改革してしまうことが?」
「そうだ。」
「………瑠都?ネズミを大至急総監の部屋に行かせて。部屋がネズミで溢れかえるほどの大量の群れを。」
「もう行かせたよ。」
「え、何で怒ってるのかな?わし…なんかまずかった?」



