学校に着くと、いつかパトカーで寮まで送ってくれた刑事さんがいた。
「体育館に行ってください‼」
「わかりました‼」
そのまま体育館の方に向かう。
重い扉を勢いよく開けるとそこには全校生徒がいた。
ステージの上には心、弥生、瑠都と、警視総監の姿が…
なぜか心達も私服姿だ。
「心君、タイムは?」
「病院からここまで七分二十九秒…まあまあですかね。」
「ふうむ…純君、少しなまったかね。トレーニングをハードにするか…」
「ええと、総監…これはどういう…?」
「速水、いいから上がってこい。
それとじじい。もったいぶらねーでさっさと話せよ。」
「瑠都君…‼」
「うるせぇ早くしろ」
私は呆気にとられながらもステージの上に向かった。
それを確認した総監は、わざとらしい咳払いをし、
「ええー、改めて話をさせていただこう。私は警視総監で、彼らGQの上司だ。
本来、GQのメンバーが誰かは機密事項なんだが、ここの生徒諸君に知られてしまったと報告を受けた。
そこで‼
この学校は国立の学校と変更し、国が管理させていただこう‼」



