「ここ…だよね…」
開けると、ことはの姿があった。
「総監…もう帰ったか。」
私はことはが寝ているベッドの横に椅子を置いて、それに座った。
「ことは…」
呼びかけても、ことはの反応は無い。
「ことは…助けてくれてありがとう。自分の命を危険にさらしてまで…。
私は、ことはの分まで大切に毎日を過ごすから、早く目…覚ましてね?
また、ことはのクッキー食べさせてね。チョコ味がいいな‼
…待ってるから。」
私はことはの手を握り締めた。
温かいことはの手。この手が動く時がくるまで、私はここに通い続ける。
そう決めた。
「じゃあ…またねことは。」
そう言い残し、私は自分の病室に戻る。
部屋に入ると由音が居た。
「あれ、由音」
「お姉ちゃん…勝手に出歩かないで‼病みあがりなんだよ?」
「大丈夫だって‼体力無くなってただけなんだから。
二日も寝てたからもう治った‼」
「ホントかな~」
私はスリッパを脱いで、ベッドに腰をかける。



