特別機関『GQ』!!

すると、ある一つの条件が浮かんだ。


「もしかして…」


「戦っているのに考え事ですか。」

いつの間にか私と向き合っていたシュンが足をあげていた。


「あぶな‼」

私は後ろに飛んだ。

「まさかかかと落としとは…」


「上への逃げ道を作らないようにしたんですがね…

なるほど、後ろがありましたか。」


「…試してみるか。」

私はシュンに突っ込み、足元を蹴る。


が、シュンは軽くジャンプをしてよけてしまった。


「一瞬じゃだめだな…もっと飛んでもらわなきゃ…」


「何をぶつくさ…」


「別に?」

シュンの顔の筋肉がひきつった。

「あまりなめない方がいいですよ…‼」

背後に移動されたが、私はそのまま回し蹴りを決める。


シュンの体が吹っ飛んだ。