特別機関『GQ』!!

「純、外してもいいんじゃない?」

心が腕を組みながら言った。


「え…でもさ」


「いいわよ。本気出さなきゃ勝てないと思うけど?」


「………いっか‼」

私はワイシャツを脱いだ。


「それは…」

シュンが目を見開く。

それもそうだ。自分と戦っている相手の体に、こんなものが着いていたら私だって驚く。


「重り…ですか。」


「そ。重り。」

私は外した重りを床にどさどさ置く。