その時に飛び散った液体が弥生のスカートに付いた。 すると、付着した部分のスカートが溶けていく。 「これは…」 「安心しな、ただの酸だ。 …体には付かなかったか。運がいいな。」 エンティはにやりと笑った。 そして、弥生の周りに次々と同じビンを投げつけていく。 「くっ……」 弥生はエンティの義手に向かって手を伸ばすが、何の変化も起きない。 「ダメか…!!」 そう呟く弥生の制服は所々に穴が空いている。 小さな穴から大きな穴まで…… 「とどめだ…」 エンティはそう言うと、銃を取り出した。