その言葉に反応したかの様に、竜巻は小さくなっていく。 「答えは…ノーだ」 竜巻は完全に消えた。 ケースが再び天井に戻っていく。 「…へぇ…」 「ある物質Aと、ある物質Bを混ぜる…」 エンティはビーカーの中で調合を始めた。 「すると、全く違う物質であるCが生まれる。」 ビーカーの中にはどす黒い液体が存在していた。 「こうして新たな物質が誕生し、世に広まっていく。」 「確かに素晴らしいことだけど、人への安全性も保証できなければ意味無いわ。 アスベストのようなことを繰り返されても…」