「鉄製の義手…」


「おっ!!当たりだ。」

エンティは義手をガチャリと鳴らす。


「さて…そろそろ始めようか。

俺に希望を言わせてもらえば、天道弥生って奴と戦いたいんだが。」

弥生が一歩前に出る。


「私だけど…」


「お前か…

なあ、この際、決着をつけないか?化学と自然…どちらが上か。

ま、結果はわかってるけどな。」


「もちろん、自然が上よ。」

弥生がそう言うとエンティは笑って

「それはどうかな?」


私達の上から檻を落とした。