あれから、あの子は見えなくなった。だが、そのなかでも目に入ったのは… 『あははっ、!』 窓ガラスの向こうで、わざとのような笑い声が俺の耳に入ったのは確かだ。 俺と"佐倉姫乃"は、あれから一ヶ月経っても俺たちは会うことは無かった。 俺は、一安心だった。 これで、好きでいたくないことがやっと嬉しくて仕方が無い。 だが、俺の心の中は物凄くズキズキした。だが俺は笑顔。 もう、会えるなんてないんだ。 思っていたが、一ヶ月たった中旬くらいに食堂に行った。 すると、見たくない姿。