「残された私の風当たりは厳しいものでした。
結婚もせず、私を産んだからでしょう。
こんな私を救ってくれたのがおばあちゃんでした。」

―あなたが向日葵ちゃんかな?初めまして、おばあちゃんです。明日から私の家においで――

「おばあちゃんの家に住ませてもらってとても幸せです。
なのに、幸せそうな家族を見ると羨ましくなる私は・・・最低な人です。」


向日葵は優しすぎる。
すべてを一人で抱え込んでしまう―――

気がつくと、俺は向日葵を抱きしめていた。