響……どう思っただろう……? でも、ちょっと待って。 すごく驚いた顔はしてたけど……。 わたしのあんなシーンを見てたら、きっと、ネタにされるだけだよね? だって、嫌いな奴の弱みを握ったようなもんじゃない? わたしも隼人くんとのこと、みんなに知られたくないし……。 だとしたら、もっと最低……。 何でこんな風になっちゃうんだろう……。 頭を抱えてうずくまっていたら、わたしの目から涙が零れ落ちた。 響が屋上まで上がってきてるとは知らずに――。