ですよね……。 慎重に行動か……。 それも難しいなぁ……。 でも、響に対しては、誰よりも慎重になってる自分がいる。 言動ひとつひとつに気を使ってるもん。 響の機嫌を損ねたくないから……。 響の嫌がる事は避けたいから……。 「まぁさ、そんな気難しい顔しないでよ! 初音の思うようにすればいいんだって。 それで自分が後悔しなければいいの。恋ってそんなもんよ?」 ちょっとトイレ。虹羽がそう言って立ち上がる。