はぁ……。 前途多難……。 わたしが机に突っ伏せたら上から声が落ちてきた。 「何の葛藤?」 「へ?」 顔だけ上げると、前には虹羽がいた。 「ここ最近、何か納得いかない顔してるんだけど……?」 「ん……」 だって、納得いってないことばっかりだもん。 「恋煩いか?」 「はっ?」 わたし、あわてて起き上がる。