「初音は……って、オレは?」 思わずわたしも響のお母さんを見てしまう。 「あんたは、家でじっくり決めるから。ほら、もうこんな時間。 夕食の準備しなきゃいけないから、帰るわよ」 「はぁ?」 不服そうな響を連れて響親子は家に帰って行った。