「あ、お久しぶりです」 オレは頭を下げる。 初音のお母さんに会うのなんて何年ぶりだろう……。 昔と変わらず、若々しい。 ムリに若作りしてるんじゃなくて、本当に若い感じがする。 うちの親とは大違いだ。 「響?」 そんなことを思ってると、今度は聞きなじみのある声が聞こえてきた。