たかがキスだけど、こんなにキスして幸せだって感じたことなんてない。 つーか、キスなんて、女を黙らせるための手段だとオレは思ってたから……。 あーこれ、舌とか入れても大丈夫かな……? さすがにそこまではまだ、初音にはムリかな? でも、慣れてもらわねーと困るし……。 そんなことを思っていると、突然、オレの目の前の初音の瞳から涙がこぼれて、オレの頬に伝わる。 えっ? 初音、泣いて……? オレはすぐさま初音から離れる。