「何か……急ぎ?」 「うん、6時半からミュージックチャンネル見たくて…… それまでに家に帰りたいの。急がせちゃってごめんね」 「いやっ、いいけど……」 オレは携帯を取り出す。 今、6時か……家まで20分。 十分、間に合うな。 オレは隣に座ってる初音を見た。