「響……か、帰ろう。遅くなっちゃう……」 オレを伺うような目で初音が見る。 何だかまだ、ぎこちない。 「そうだな……」 オレと初音は肩を並べて歩く。 何年ぶりだろう……。 こうやって初音と一緒に帰るって……。