間違いなく初音だ。 仕方なく、初音の隣に机を置くと、初音が訝しげにオレを見る。 つーか、オレが嫌なんだって。 最悪だ。 「……お前、そこなの?」 聞きたくはなかったけど、確認せずにはいられない。 違うと言って欲しい。 「……そうだけど……あんたこそ、そこ?」 「おお」 そのオレの言葉の後にさらに嫌そうな顔をして、外を見る初音。