その言葉でホッとする。 やっぱり過去のこととはいえ、そういうことしてたらショックだもん。 響はそんな人じゃ…… 「だから大丈夫っしょ?」 え? 響がわたしの手首をつかんだ。 大丈夫? そ、そうじゃなくって! 「ちょっ……ちょっ……」 慌てて後ずさりをして屋上の壁に背中がぶつかる。