何だ? 急に……? 初音の背中まであるストレートの髪が風になびく。 昔から変わらないほんのり茶色がかったやわらかい髪。 すがすがしい青空と初音の髪がすごくキレイだと思った。 「わ、わたしは……響のこと……好き……」 うつむいて、オレの前でそう、言葉を発した初音。