――きっといいことあるって、一番前でも。
オレは虹羽のその声を聞き逃さなかった。
2学期初めの席替え。
今ままでの席が、一番後ろだったこともあり、これほどっていいほど心地よかった。
新学期に担任が席替えは学期ごとにするという。
この長い2学期を乗り越える為には、真ん中より後!
そうじゃないとオレは落ち着かないのも自分で分かっていた。
でも、くじで引いた席は大ハズレの一番前。
一瞬、目の前が真っ暗になる。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…