MIRACLE STATER〜大ッ嫌いな幼なじみ〜



謝らなきゃ……そう思っていると、響が先に口を開いた。


――あのさ……話しかけないでくれる?


――はっ?


――できれば顔も見たくないんだけど。


わたし、一瞬、何を言われたのか分からなくて……。


そんな気持ちをよそに響はなおも続けた。


――オレも好きで一緒にいたわけじゃないし、別に一緒にいる必要なんてないし……
つーかさ、マジでオレの前に姿見せんな。気分が悪い。