私は母に言われるがまま庭にあった子供用のブランコで一人で遊んでいた。 しかし、空がオレンジ色になってきても母は来ない。 「…お母さまぁ」 すこし泣きそうになっていると、 「ゆいちゃん!!」 「たく…やくん…?」 「ゆいちゃん。僕と一緒に遊ばない??」 「うん!」 「さっきね、大人の人が裏山にたくさん蛍がいるって言ってたんだよ!」 「ほたる?」 「そう。蛍。知らないの?蛍ってね、おしりを光らせて飛ぶんだ!本に書いてあった!!キレイだろうなぁ」