涼太がケータイ小説を書き始め2週間…
ストーリーは、既に現在の涼太まで追い付いていた。
これからの展開は、涼太が頭の中で作り出さなければならない…
そんなある日、散々厳しい事を言ったあとケータイ小説の話題に触れなかった孝志が、放課後の教室で涼太に声を掛けた。
「涼太、お前の書いてるケータイ小説結構良いよ!!」
涼太は孝志の突然の言葉に驚いた。
「そうか?
自分ではよく分かんねーんだよな」
「おー大丈夫だ。
あれならイケるかも知れないぞ。
ただ、あちこち誤字脱字があるからな…
そうだ!!
俺が添削してやるから、俺が注意した所を直せよ。
そうしたら、もっと良くなるぞ」
この時から、孝志は涼太のアシスタントの様に、チェックしてくれる事になった。
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